すっかり間が空きました。ここ2週間くらいは溶連菌にやられてほとんど本業にも出られない状態で最悪でした…。全快ではないですが大分体調も回復したのでブログを再開したいと思います。
今回は原点回帰して初心者向けの話題から。腕を磨くための車の選び方です。車選びは本来自由なものなのですが、腕を磨くための道具としての車選びにはいくつか重要なポイントがあります。大きな買い物なので失敗すると後に響いてしまうのですが…正直言って周囲に有識者がいないと遠回りをしてしまう確率はかなり高いと思います。物価高が加速する昨今、貴重な予算の有効活用に役立てていただければ幸いです。
車を選ぶための指針
では早速私が考えるポイントを重要度順に以下にお伝えします。
- 金銭的に余裕を持って維持出来ること
- できれば機関部品全般、少なくとも消耗品の入手に困らないこと
- 極力構造がシンプルであること
- なるべく年式が新しいこと
- サーキットでの走行実績が豊富な車種であること
- 自分の技量より少しだけ速い車にすること
基本的に共通して言えるのは「走るのに必要な労力やコストを極力削減する」ことですね。大前提としてそもそも練習量=走行量を稼げないと絶対に上手くならないのでここは徹底的に重視しています。では続いて一項目ずつの解説です。
1.金銭的に余裕を持って維持出来ること
具体的には自動車税、任意保険、駐車場代、ガソリン代、タイヤ代、オイル代などその辺りですね。そもそも車を所有すること自体お金がかかることなのですが、”走る”となると消耗品へのお金のかかり方が跳ね上がります。ガソリンは言わずもがな、タイヤも普通は4~5年持つところが真っ当に練習すると1年も持ちません。ブレーキも通常5年持つようなものもやはり1~2年しか持たないのがザラです。オイル類もスポーツ走行の負荷に合わせて通常より良いものを定期交換する必要があり、これもまたバカになりません。また安全に練習するためにクローズドコースを走ることを考えるとその走行料も必要です。もちろん予算の枠が先にあって費用が捻出できる範囲で走り込む、というのが実際のところだとは思いますが、維持に金がかかる車を選んでしまうと絶対的に練習量が減ります。結局のところ運転は身体で覚えるものなのでこれは致命的です。
2.できれば機関部品全般、少なくとも消耗品の入手に困らないこと
これは特に旧車を買ってしまうとハマる部分です。スポーツ走行をすると車はあちこちが通常の数倍の早さで消耗するので、こまめに整備をしてコンディションを維持してやる必要があるのですが…旧車はその部品の大半が生産終了or新車時の数倍~数百倍の値付けというのが常です。そんな状態の車をスポーツ走行でシバこうというのは貴族の道楽です。その点、現行車は非常に優秀です。これは量産車開発に携わった経験から言えますが、新車として売っているか否かの差は非常に大きいです。現在量産している車であれば量産効果で部品単価が大きく下がりますし、量産ラインに乗っているということは部品の供給状況も良好です。詳しくはまた後述しますが、基本的に年式が新しい車を選ぶことを推奨します。
3.極力構造がシンプルであること
これは維持の面と訓練の面の両面からおすすめしたい項目です。機械は一般に機構が単純であるほど壊れにくく値段も安いです。練習用の車が頻繁に壊れて修理費が嵩むようでは話にならないですからね。また、運転練習の観点からも複雑な機構は挙動の複雑化を招くのでオススメできません。そもそも車の運転自体が複雑な運動の理解なので、そこに余計な要素を増やして複雑化してしまうとわけが分からなくなります。具体例を挙げると、過給機、AT、4WD、ハイブリッド、電子制御関係などはない方が好ましいです。間違ってもハイテク満載の2ペダル4駆ターボのような車は練習用にはオススメしません。あれは既に車の性能で腕をカバーしたいか、そもそもそんなことに興味がないか、いずれにしてもドラテク磨きを重視しない人の乗り物です。もしくは既に上手でさらにその上を目指すパターンですかね。初心者向けでないことは確かです。
といったところで今回はこの辺で集中力が切れてきたので失礼します。残りの3項目はまた後編でお届けします。お楽しみに!


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